CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
ここに掲載しているレコード、CDは以下のどれかのショップで購入可能です。
もろもろ

あわせて読みたい

Powered By ソーシャルライブラリー

SPONSORED LINKS
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
伊藤聡 / 生きる技術は名作に学べ
なんか、どうにもまだブログを書くという行為がうまく生活に織り込めないですね。もう少し、リハビリモードで行きます。

有名ブログ空中キャンプの伊藤さんが書いた本をご紹介。
もうすでにいろいろ、有名どころのブログが紹介しているので、僕なんかが書くことは無さそうなんだけど、たぶん、僕が指摘しておかないと、誰も書かないようなポイントが一個あるので、それを書いておこうかなと。
空中キャンプの伊藤さんはクボタタケシが好きだそうだ。
このブログに来る人ならば、クボタタケシのDJのイメージは出来ている人半分、できない人半分くらいな感じだろうか。リアル友人だと、だいたいイメージできているんだろうけど、このブログではあまり、こっちの色合いは出してないので、わからない人が多いかもしれない。
クボタのプレイは一言でいえば、ジャンルレス。ただし、それはいわゆるハウスやテクノのDJが志向するバレアリックとも、素人DJたちが好むオールミックスとも違う、貪欲な知識と圧倒的なセンスを支えるしっかりとした技術に裏打ちされたスタイルだ。
彼のいくつか出ているミックスCDやミックステープ、さらには現場でのDJを聞くと、そのあまりにも多くの方向性を選ぶ守備範囲の広さと、それなのに一貫した世界にきづかされる。まさにクボタタケシのDJとしか言いようがないミックスなのだ。しかも、選ぶ曲には普通のDJたちが見過ごしてしまったようなB級品や、あまりにも王道すぎる古典なんかも含まれてるからたちが悪い。須永氏は本の中で、「正直、"クボタ"関連は使えないよ。天才クボタタケシだけは別、という意味なので良い子はマネしないようにね」とまで言い切るほどだ。
で、僕が感じるクボタのすごさって、ネタのdigでも、つなぎ方のセンスでもなくて、あまりにも普通に聞けてしまうという点だと言い切りたい。
クボタのDJは踊り始めたら、延々と踊っていられる、脳内ではドーパミンが出まくって、楽しくて仕方ない。その一方で、別に踊らなくてもバーカウンターで話をしている時のバックの楽しいBGMとしてもちゃんと機能する。そういうDJなのだ。どっちかを満たすDJってのは腐るほどいる。でも、両方をちゃんとフォローするDJってのは僕の知る限りで本当に少ない。たとえば、海外を見てもフランソワKやアルフレッドくらいかもしれない。僕が一番好きなDJであるfatboy slimもフロアキラーとしては一級品だけど、BGMにははっきりと向かない。2 many dj'sなんてもってのほか。
つまり、クボタのDJは、ものすごいことを(気づかれないように)普通にやってのけるっていう人なのだ。
そんなわけだから、彼のDJに影響を受けたフォロワーは死ぬほど多いのに、彼のように成功した人はまだほとんどいない。僕の知る限りでは直の弟子筋の風祭堅太氏くらいか。そもそも、ミックステープのタイトルにCLASSICSなんてつける人が普通のDJのわけがないのだ。
で、ようやと伊藤さんの話に戻る。
伊藤さんの本を読んで、最初に思ったのは、あ、この人、本でCLASSICSをやろうとしてるってことだった。しかも、読後にあれ、するするっと読めちゃったよ。普通に面白かったよ、って感想を持ってしまった。
伊藤さんが選んだ名作文学は、本当に普通の本だ。ただし、今、「こういう新書を読んでいる人の間で、ちゃんと読まれていないであろう」という注釈つきの普通の本。
生きる技術〜に収録されてる名作のなかで、僕が読んだことのあるのは車輪の下とライ麦畑くらいだ。それも中学時代に無理やり読んだとかの類なので、ストーリーなんてきれいに忘れている。おそらく、世間一般でも、多くても、これにハックルベリーフィンの冒険とアンネの日記が加わるくらいじゃないかしら。僕の周りで赤と黒なんて読んだことのある人は、会ったこともない。異邦人あたりもそうだ。しかも、伊藤さんは前書きで
「おそらく、こうした小説を読むことができる機会は、十八歳になるまでの間に限定されているのだと、わたしは気がつきました。もし、十八歳までにこれらの小説を読まなければ、その機会はほぼ永遠に失われてしまうのだと。」
なんて、述べている。
つまり、これはもう、読む機会をほぼ永遠に失ってしまった読者のためのブックガイドなのだ。
なんと、無茶苦茶なテーマ設定だ! 
だからこそ、この本の読後に思った、あれ、するすると読めちゃったよって感想は、実はすごいところに到達しているのだ。僕みたいな、一つの文章の中に最大限の情報を詰め込もうとするタイプの人間には、絶対にこういう文章は書けない。もう、断言できる。僕がこの本であげられている10冊の書評を新書で出そうとしたら、最低でも倍はページが必要になってしまう。
ってことで、僕は是非とも伊藤さんにこの本の続きを書いてもらいたい。しかも、テーマは日本文学で。漱石や鴎外、さらには太宰に三島、絶対に面白いと思うんだよなあ。


JUGEMテーマ:本の紹介
 
| books | 01:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
食べ物の本が好き
僕は食べ物が好きだ。
って、何を当たり前のことを書いてるんだといわれそうだが、しょうがない。といっても、いわゆる高級店を巡り歩くグルマンではないし、ラーメンやカレーやスイーツにこだわって、ウンチクを披露するようなマニアでもない。かといって、自宅でプロ並の厨房を用意して休日は料理にいそしむような、料理人タイプでもない。むしろ、好きなのは食品そのものだ。しかも、高級食材とかの類じゃなくて、スーパーなんかにおいてある普通の食い物の類が好き。
普通の地元のスーパーで、棚を眺めるのも好きだし、ちょっと高級なスーパーや輸入食材店なんかを覗くのもすごく好きだ。旅行なんかに行ったら、観光地を1個つぶしても地元のスーパーに入ってみたいタイプ。
そんなわけで、食べ物について買いてある本も大好きだ。
特に好きなのはたくさんのパッケージ食品を扱っている本。パッケージマニアでもあるんで。最近のお取り寄せ本とかはちとピンとこないモノが多い。後、普通のグルメガイドは好きじゃない。
今回はそういう本をいくつか紹介します。

平翠軒のうまいもの帳
平翠軒は倉敷にある「うまいものブティック」店主であり“食のパトロン”といわれる森田昭一郎が、日本国内はもちろん、海外も含めて、本気で美味いものを死ぬほど集めたいわば食のセレクトショップ(商品数はなんと1000点にもおよぶとか)
ここが扱う商品の特徴の1つは膨大なオリジナルブランド商品。それは自社で生産というわけではなく、本当においしいものを作る市井の料理人や職人、さらには主婦も含んだ人々の料理を丁寧にパッケージした商品たちだ。それらを中心に、店で扱うようになったエピソードなどをまとめたのがこの本「平翠軒のうまいもの帳」。
淡々と書かれるエピソードが面白く、商品の写真も食欲をそそる素晴らしい本です。
全然知られてないものばかりでもなく、原了郭の黒七味とか町村農場のバターみたいな、買ったことのあるものも載ってるのが嬉しい。
平翠軒のことはたまたまデイリーポータルZで記事になってるので、そちらもご参考に。店主森田昭一郎のインタビューも載ってます。

京都人だけが食べている
次は京都とイギリスについて書かせたら世界一のエッセイスト入江敦彦氏の本を。続編に「京味深々 京都人だけが食べている2」もあります。うが、文庫化して増補してんのか
京都の観光土産ではなく、あくまで京都人が愛している食べ物たちを紹介した本です。これがまた、うわっ、美味そうって直感的に思えるものばかり。著者は自分で料理をする人なので、食材への目線もかなりはっきりとしている。そして、英国と京都によって洗練された独特の笑いのセンスが、非常に心地よい。ここで紹介された食べ物には、その後、僕も愛用しているものがいくつかあります。僕が京都を旅する際には、絶対に持っていく本。

ついでにもう一冊入江氏の本「女王陛下のお気に入り」も。僕が入江氏を最初に知ったのはこっちの本。この本が面白かったので、上の本は買ったようなもんです。こっちは食べ物よりもむしろ、雑貨や日用品が中心です。タイトルどおり、イギリスに無数にある“女王陛下ご用達”の品々をあつめて、そこから透けて見える英国人の生活を描いたエッセイです。なんでもないビスケットが、ものすごく美味そうに語られるのだから参ってしまう。エッセイの切り口の素晴らしさはやはり、京都系イギリス人だからとしか思えない。イギリス旅行のお供にもオススメですし、イギリスに行く人がいたらこの本を餞別に渡して、お土産をねだるのも良いでしょう。

スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編
海外のスーパーの楽しさは異常というのは、女王陛下のお気に入りを読めば、誰だって理解できることなのですが、それを思う存分味あわせてくれるのはこの本。こちらはさらに雑貨が多めなのですが、とにかく食品のパッケージというものの楽しさを思いっきり味わえます。アジア編、アメリカ編もあるのですが、僕は未購入。ああ、ロンドン行きたいなあ。

スマイルフード
で、こういう本で、僕が最初に手にとって、いまだに最高傑作と思ってるのは、この本です。もう、8年くらい前の本ですが、いまだに読み返します。僕が食べ物の本が好きってことに気付かせた本です。
ちょうどrelaxが全盛期で、マガジンハウスのセンスがあらゆる意味で最高だった時代に作られただけに、エディトリアルデザインから、ライターのチョイス、そして、そのライター陣のモノ選びのセンス、すべてが完璧に納まってます。「おいしいもの」ではなく、「食べてるとしあわせなもの=スマイルフード」という切り口が、とにかくこの本を傑作にしている。そりゃ、グルメ評論家やフードライターがおススメなんつって、したり顔で教える本はごまんとある。で、その中で本当にその人がおススメしてるのって、いくつあるんだよ、どうせ、なんかのしがらみでススメてんじゃないの、と思わされるのに対して、「私にはこれがごちそうなんだ」って切り口は、読んでて気持ち良い。
その後、アップデートされてないのが惜しいような気もするし、してほしくないような気もする。


JUGEMテーマ:本の紹介


| books | 01:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
竹熊健太郎 / 篦棒な人々 − 戦後サブカルチャー偉人伝
なんか、本の紹介記事はうちのブログではあまり人気が無いみたいですね。ちなみに記事単体へのアクセスが一番多いのは、eurogirls go to baltimore pt.1の記事です。まあ、自分でもかなりちゃんとまとめた記事だと思ってたので納得。

竹熊健太郎 / 箆棒な人々 読了
そんなことを言いながらも、本の紹介です。
竹熊氏の名前はけっこう前から知っていたし、ブログもいちおうチェックしているわけですが、この本を見て、あー、この人、このインタビューやってた人なのかと初めて気づいたのでした。
いまやサブカル雑誌の代名詞クイックジャパンで、初期に連載してた記事をまとめた本なんですね。QJは、僕にとっては、ちょうど最も人生でサブカルチャーに多感だった浪人生の頃に創刊したこともあり、創刊時の赤田氏が編集長だった頃はかなりヘビーに読んでました。でも、一回も買ったこと無い(笑) ちなみにスタジオボイスも買ったこと無いんだよなあ。そうしたこともあって、けっこう面白く読めました。
インタビューで取り上げているのは、いずれも昭和の怪人と読んでも差し支えなさそうな個性豊かな面々、康芳夫、石原豪人、川内康範、糸井貫二の4人。
で、僕がこれを買ったのは最後の糸井貫二(ダダカン)のインタビューが読みたかったから。これを連載時に読んだときえらく面白かったから、また読みたかったわけ。
そういや竹熊氏は最近のブログ記事でダダカン邸を訪問されてますね。
で、読んだ感想としては、ダダカンのインタビューは数年ぶりに読めてよかった。それ以外は、面白かったってところでしょうか。
その違いはどこにあるかといえば、それは僕の興味の範疇に個々人があるかどうかの問題だけなので、なんともいえないが、どこまでその人の人生を全面的に受け入れてしまうかで、反応が違うように思う。
個人的には川内氏と康氏についてはギラギラしすぎていて、その考え方に全面的に共感したいとはいえなかった。ただ、川内氏に関しては彼がえらい人と言われる理由が分かった気がする。そして、僕がいわゆるオタクカルチャーに全面的にはまれない理由の一端もこのインタビューを通じて分かったように思う。
後、全然瑣末なことだが、康氏の若い頃の写真がえらくかっこよかった。
もう1つ、気になったのだが、ダダカンの写真に「殺すな」というフレーズが出てきているのだが、これと岡本太郎の「殺すな」との間に関係はあるのだろうか。
なんか、書いててまとまらないのだが、100%絶賛レベルで、オススメしたいインタビュー集だったとは言いにくい点は、個人的な感想として間違いないところです。

JUGEMテーマ:本の紹介


| books | 02:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
小林恭二 / 宇田川心中
なんと、三菱電機が携帯電話事業撤退
三菱の携帯は仕事でけっこうとっぷりと関わったので、思いいれも深く、かなり切ないです。

小林恭二 / 宇田川心中 読了
なんか、いまいち乗り切れなくて、途中2週間ほどあけてようやと読み終わった。
読後の感想もそんな感じ。
小林恭二にとって、おそらくは相当大きなテーマであろう「心中」を真正面からモチーフにした長編。なんつっても500ページ。元は読売新聞の夕刊連載だとか。
タイトルで完璧なネタばれをしているので仕方ないが、出だしから終わりまで、想像の範囲内で済んでしまってるのがなんともいえない。主人公の2人に与えられる試練も、あまりにも想像の範疇。特に小林のファンであれば、試練としての問答は定番ネタなので、また今回もかよ、という気分になってしまった。同じようなモチーフの3つの物語の収斂のさせ方もカブキの日ゼウスガーデン衰亡史のような息をつかせぬ面白さといえるほどではない。
後、時代設定が完全に鎌倉と幕末になってるのも、この作者にしてはちと物足りないと思った。どうせなら、最初と最後の現代の部分をもう少し書いてほしかった。むしろ、現代5割、幕末4割、江戸1割くらいでもよかったし、小林ならそういうのをかけると思う。
とはいえ、文庫で500ページもある本を飽かせずに読ませる筆力は、やはり稀有のものと思う。普通、このプロットで500ページはきつすぎるだろう。登場人物のせりふには深い力があるのもいつもどおり。おそらくは意識的だと思うのだけど、登場人物の言葉使いをあえて現代風にしているのも、時代感覚を狂わせる効果を発揮していて個人的には好き。ただ、これは時代小説として読むとつらいのかも。
小林の長編小説としては、これが最新のようなので、次の小説をひとまずは楽しみにしときます。
JUGEMテーマ:本の紹介


| books | 01:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
中村光 / 聖☆おにいさん
土曜日は渋谷のnutsでのdj celoryのbon voyageに行ってきました。アルバムのリリースパーティってこともあり、アルバムトラックからの何曲かライブもあり、楽しかったです。ヒップホップのイベントは実は結構選曲が柔軟なので、普通にフロアにいても楽しいです。

今回は上の文章とまったく関係なく、久々に本を取り上げてみますかねってことで、漫画だってレビューしちゃうんだから。
最近好きなマンガがモーニング周辺(でも、モーニングで連載してるのは無い)という状況だったりするのですが、このマンガはその中でもトップクラスに好き。
まあ、表紙を見ればいわずもがなですが、主人公は最聖コンビことブッダとイエス(本物)。
世紀末をがんばってしまった最聖コンビが、立川でアパートをシェアして、下界でのバカンスを楽しんでるというのんびりコメディです。
もうねえ、いちいち、色んなネタのちりばめ方が面白い。基本はイエスがボケでブッダが突っ込みな構図ですが、もう両方とも基本的に下界の出来事に対して、初心者なのでボケがボケを突っ込むみたいな独特の味わいになってます。
ブッダが手塚治虫のブッダをマンガ喫茶で一気読みしたり、イエスがドラマレビューのブログでランキング1位になってたり、無駄なページが1ページとしてない面白さに両手を挙げて降参状態ですわ。
僕が好きだったせりふは、ブッダの「偶像崇拝禁止すればよかった」と「お椀が意味深過ぎて、論争になるから!」
色んなところで「日本人にしか書けないマンガ」といわれてるけど、まあ、それはその通り。作者が原理主義者に殺されない気がしないでもないけど、でもまあ、内容はかなりマイルドでどの信者を貶めるものではないので、安心してファンになってほしいです。
今のうちにファンになっとけば、もやしもんの時みたいに大きな顔ができますよん。
ところでさあ、誰も触れてないんだけどさあ、タイトルは聖☆おじさんからの引用だよねえ。作者さんのblogでhello worksのこと書いてたりしたから、スチャのファンなのかしら。

JUGEMテーマ:本の紹介


| books | 02:26 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/2PAGES | >>