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キッズボーカルモノの誘惑
前回のvillarobosの記事を書いたら、ちょうど寝かせてた記事を出すのにタイミングがよさそうだなと思ったので、こんなのを。
特定のジャンルしかかけないタイプ以外のDJの人だと、一度は通ったことがあるんじゃないでしょうか、キッズボーカルモノは。僕がここでおおざっくりとキッズボーカルモノというジャンルは、単純に言えば子供が歌ってる音楽。しかも、それがダンスフロアでかけられるようなしっかりとしたリズムセクションをもってるもの。
一昔前のフリーソウル界隈を好きだった人なら、定番はbrady bunchのmeet the brady bunchでしょうね。あのオレンジがかった黄色のジャケットを憧れの目で見つめていたDJ見習いの人も多いんじゃないでしょうか。とりわけ、わずか2分程度の小品ながらi believe in youは本当に今聞いても、真っ暗なダンスフロアを一気に太陽の下に引きずりだすようなフロアシェイカーです。
子供番組からのレコードだと、sesame streetも忘れちゃいけません。何気にブートリミックスとかもいっぱい存在しますが、ここではsesame street themeを収録したsesame street gold!を無難にあげときましょうか。このメロディはいつ聞いても盛り上がりますね。そりゃ、誰だってリミックス作りたくなります。
ついでにこれはキッズボーカルじゃないけど、ninja tuneから再発されたc is for cookieもご参考までに。larry levanのremix仕事によるいわばハウスクラシックです。
そういやこれも忘れてた。数年前にレコ屋界隈で話題になったちょっとモンドな1枚でして、カナダの小学生が学校の先生の指導の下に、数々のロックの名曲をカバーしたというthe langley schools music project / innocence & despairです。1曲目からvenus and marsってのもどうかと思うのですが、good vibrationsやsaturday nightのヘタウマイノセンス感がやばいです。
よう考えれば、そもそも、jackson fiveって、明らかにダンスフロアでの聞かれ方はキッズモノの側面があったと思うし、和モノなんかを好きな人だとfinger 5(リンクは小西さんが99年ごろにリミックスしたヤツ)をフロアで聞いて、すさまじく盛り上がったことのある人も多いでしょう。
ちなみにフィンガー5のリードボーカルのあきらのソロアルバム僕の好きな歌に入ってるit's not unusualのカバーはすばらしいのですが、なかなか聞く機会は難しそう。イントロの歓声から、ホーンの力強さから、日本語詞のすばらしさからすべてが良いカバーです。
そうそう、i want you backをサンプリングした子供ラッパーのlil' romeo(master Pの実子)なんつうのもいました(リンク先#3のmy baby)。 Jポップ系のイベントだと長年folderのパラシューターが定番になってましたね。

最近の最強のキラーチューンといえば、やっぱりjusticeのd.a.n.c.e.でしょう。あれもヒットした理由の大きい要因はキッズ声にあるのは確実でしょう。今までいわゆるニューエレクトロで子供声ってなかったですもんね。メロディラインがモータウンっぽいのはやっぱり、上記の伝統にそってるのかも。
justice以降のセンスで言えば、till westとのsamemanがヒットしたdj deliciousがphunk-a-delic名義で出したrockin'も、レイブシンセ鳴りまくりに子供声でかっこいいです。その割りにはプロモしか出なかったのが残念。
時間をちょっと戻りますが、cubismo graficoのremix集buonissimo remixes(廃盤なのが本当に惜しい名盤です)にも2 mini microphonesという男の子(dj ben)と女の子(mc noah)によるラップの掛け合いを交えた可愛いヒップハウスが入ってます。これもかなり良いです。試聴リンクがみつからないのが残念。
で、そんなキッズモノですが、ノベルティものが非常に多いです。このmini popsシリーズもそんな1つ。アメリカのテレビショーから誕生したキッズコーラスグループですね。向こうにはこういうのはいっぱいいますな。そもそもbrady bunchもそんな感じですし。
で、彼らの特徴はグループ名の通り、色んな当時のヒットポップスをカバーしていて、それが時期的にアーリー80'sということもあって、実に今、有りなチョイス。
とりわけ、このレコードに収録されてるラジオスターの悲劇はすごく出来がよいです。程よい4つ打ちのキックの音もちょっとチープなバックトラックもかなりフロア映えしそう。他にもbrondie medleyなんてのも収録されてて、call meを子供声で歌われるとクラクラきます。

でもって、こういう子供声って、なんでクラブで受けるのかといえば、結局は「そこで鳴るには異質な音」ってことなんではないでしょうか。普通にクラブミュージックがなる現場というのは、真っ暗なダンスフロアの午前4時だったりするわけで、最も純粋な声と程遠い時間と場所なわけです。そうしたダンスフロアで鳴り響く純粋無垢な子供の声は異質ながら、最高にキャッチーな音なのです。
ちなみに似たようなジャンルにchipmunksに代表されるムシ声なんてのもありますが、こっちは昨今のボコーダーブームと同じ地平な感じがしますな。
(ちょっとだけレコード追加しました)


JUGEMテーマ:音楽


おまけ
mixwitで参考曲をまとめてみました。
一部、見つからなかったものは入ってません。


| クラブミュージック漫筆 | 02:36 | comments(6) | trackbacks(1) | pookmark |
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コメント
いやー、素晴らしいレビュー!
こういう時代&ジャンル縦横無尽な視点は大好きです。D.A.N.C.Eをキッズ・ボーカルの視点で紹介してるのって、初めてだと思うのですが、確かにその通りですよね。

セサミストリートも、ブートが出回ってたりするのは、結局、子供の声の異質感を面白がるクリエイターやDJが沢山いる証拠なのだと思うのですが、やはり「ブートを掛ける」という時点でどこか風化しちゃってる、または、オブラートに包んだような二次使用感が漂ってしまうわけで、ここで原曲を敢えて紹介するのは、凄く正しいと思います。
| dj mizuta | 2008/03/02 9:45 AM |
>dj mizutaさん

ありがとうございます。
割と最近のエントリが偏ってるなと自分で思ってたので、バランスを取る意味もかねて、ちょっとオールミックス的にしてみました。
まあ、元々がオールミックスの出身なので、こういう並べ方も自分としてはそんなに違和感が無かったりします。
セサミストリートは原曲があれだけアタックの強い曲だから、色々作られるんでしょうね。
セサミは僕は7年くらい前に関西のDJチームが作ったブートビッグビートのCDを持ってて、今でもたまに聞いたりしてます。
| mats3003 | 2008/03/03 1:10 AM |
これは為になりますね。
にしてもキッズボーカルって日本だと憎たらしい感じのが
多いのってなんでですかね?って僕だけが思ってるんですかね?
んで、ちょっと違うんですが、子供声トラックを作ろうと思って
外国の童話朗読劇のレコードを買い漁ってた時期がありました。
結局英語がよくわからず今では悲しく埃をかぶってます。
| NOW! | 2008/03/03 3:47 AM |
>NOW!さん

確かに日本人モノは基本的に憎たらしいですよね(笑)
でも、それって、きっと英米の人も憎たらしいって思いながら聞いてる気がします(笑)
mini popsとかジャケだけで憎たらしいもん。
| mats3003 | 2008/03/03 9:58 AM |
D.A.N.C.E.はさほどでもなかったんですが、最近ちょうどこの線にはまってるのでおもしろかったです。

キッズボーカルと言えばbreakbotのbabyってトラックが非常にいいので是非チェックしてみてください。
http://www.myspace.com/dothefunkybot
| lapin | 2008/03/04 3:14 PM |
>lapinさん

この路線は掘れば掘るほど、たくさん出てくるので大変です。
breakbotのヤツはいいですね。pnauとの共作なんですかね。
| mats3003 | 2008/03/05 3:20 PM |
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DJは“視点”を追加するべし。
「衣食住音」でも良くコメントを書いていただいているmats3003さんが自身のブログ「BRIMFUL OF ASHA ON THE 45」で、とても素晴らしい記事を書かれています。『MIZUTA的DJ論』の10回目は、この記事を元に書いてみようと思います。・BRIMFUL OF ASHA
| DJ MIZUTA : 衣食住音 | 2008/03/11 9:08 PM |