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EDIT CONFERRENCE
ブルース・インターアクションズ
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ハイチの大地震に対して、海外ではセレブリティがいろいろ動いてたりするのは周知だろうけど、日本でも、ヒップホップの巨頭zeebraとdj yutakaの二人が発起人となるプロジェクトが立ち上がった。これが面白いのが、twitter上でdj yutakaがzeebraに打診して、zeebraが了解、
#JP2HAITIでツイートする形で賛同者、参加者をつどうという形で、一気に動かしていっていること。ちなみに現段階ですでに参加者は日本のヒップホップオールスターズの様相を呈している(メンバーリスト
はこちらを参照)。どのように動くかは上記のハッシュタグと、プロジェクトオフィシャルアカウント
jp2haitiで、今後も追いかけていきたい。
で、これも新しいカテゴリというか、以前は全部booksでまとめていたカテゴリを、音楽関連の本で独立してみました。最近、割と積極的に音楽にまつわる本を読んでることが多いので、そのあたりを積極的に紹介してみようかと。一口に音楽本と言っても、ディスクガイドからミュージシャンによるエッセイや小説、それに音楽の研究書まで意外と幅は広いです。
今回は去年の年末に発売されて、個人的に非常に楽しみにしてた1冊。
ダンスミュージックにおいて、古典的な手法でありながら、あまり語られることのなかった手法エディットにフォーカスした研究本兼ディスクガイドです。latin rascalsやgreg wilsonら海外のエディターらへのインタビューも踏まえたかなりの力作。日本もオリジナルエディターのk.u.d.o.やdub master x、さらには角松敏生(!?)まで、インタビューするという目配せの良さ。
紹介しているレコードもdickie goodmanらのいわゆるルーツから、breaker's revengeを経て、現代のエレクトロ系のエディットまで紹介するというなかなかの視野の広さ。
ディスクガイドとしてはもちろんすごく面白かったのですが、ちょっと不満なのは、ちょっと内容が寄っている印象があること。もう少し、今のニューディスコ系のre-editを紹介してほしかったようにも思うし、後、メガミックス、マスターミックス系の話ももう少しほしかった。とりわけ、メガミックスに関して言えば、何でreturn of the original art-formについて取り上げてないんだろうってのがすごく謎。せっかく、k.u.d.o.さんにインタビューまでしてるのに。常盤さんのtransonicでのカットアップとかも取り上げても良かったかもしれない。
とはいえ、とてつもない労作だと思うし、読み終えて、ほしいレコードが実際にたくさん出てきたので、個人的には買って良かったと思う一冊です。
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