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伊藤聡 / 生きる技術は名作に学べ
なんか、どうにもまだブログを書くという行為がうまく生活に織り込めないですね。もう少し、リハビリモードで行きます。

有名ブログ空中キャンプの伊藤さんが書いた本をご紹介。
もうすでにいろいろ、有名どころのブログが紹介しているので、僕なんかが書くことは無さそうなんだけど、たぶん、僕が指摘しておかないと、誰も書かないようなポイントが一個あるので、それを書いておこうかなと。
空中キャンプの伊藤さんはクボタタケシが好きだそうだ。
このブログに来る人ならば、クボタタケシのDJのイメージは出来ている人半分、できない人半分くらいな感じだろうか。リアル友人だと、だいたいイメージできているんだろうけど、このブログではあまり、こっちの色合いは出してないので、わからない人が多いかもしれない。
クボタのプレイは一言でいえば、ジャンルレス。ただし、それはいわゆるハウスやテクノのDJが志向するバレアリックとも、素人DJたちが好むオールミックスとも違う、貪欲な知識と圧倒的なセンスを支えるしっかりとした技術に裏打ちされたスタイルだ。
彼のいくつか出ているミックスCDやミックステープ、さらには現場でのDJを聞くと、そのあまりにも多くの方向性を選ぶ守備範囲の広さと、それなのに一貫した世界にきづかされる。まさにクボタタケシのDJとしか言いようがないミックスなのだ。しかも、選ぶ曲には普通のDJたちが見過ごしてしまったようなB級品や、あまりにも王道すぎる古典なんかも含まれてるからたちが悪い。須永氏は本の中で、「正直、"クボタ"関連は使えないよ。天才クボタタケシだけは別、という意味なので良い子はマネしないようにね」とまで言い切るほどだ。
で、僕が感じるクボタのすごさって、ネタのdigでも、つなぎ方のセンスでもなくて、あまりにも普通に聞けてしまうという点だと言い切りたい。
クボタのDJは踊り始めたら、延々と踊っていられる、脳内ではドーパミンが出まくって、楽しくて仕方ない。その一方で、別に踊らなくてもバーカウンターで話をしている時のバックの楽しいBGMとしてもちゃんと機能する。そういうDJなのだ。どっちかを満たすDJってのは腐るほどいる。でも、両方をちゃんとフォローするDJってのは僕の知る限りで本当に少ない。たとえば、海外を見てもフランソワKやアルフレッドくらいかもしれない。僕が一番好きなDJであるfatboy slimもフロアキラーとしては一級品だけど、BGMにははっきりと向かない。2 many dj'sなんてもってのほか。
つまり、クボタのDJは、ものすごいことを(気づかれないように)普通にやってのけるっていう人なのだ。
そんなわけだから、彼のDJに影響を受けたフォロワーは死ぬほど多いのに、彼のように成功した人はまだほとんどいない。僕の知る限りでは直の弟子筋の風祭堅太氏くらいか。そもそも、ミックステープのタイトルにCLASSICSなんてつける人が普通のDJのわけがないのだ。
で、ようやと伊藤さんの話に戻る。
伊藤さんの本を読んで、最初に思ったのは、あ、この人、本でCLASSICSをやろうとしてるってことだった。しかも、読後にあれ、するするっと読めちゃったよ。普通に面白かったよ、って感想を持ってしまった。
伊藤さんが選んだ名作文学は、本当に普通の本だ。ただし、今、「こういう新書を読んでいる人の間で、ちゃんと読まれていないであろう」という注釈つきの普通の本。
生きる技術〜に収録されてる名作のなかで、僕が読んだことのあるのは車輪の下とライ麦畑くらいだ。それも中学時代に無理やり読んだとかの類なので、ストーリーなんてきれいに忘れている。おそらく、世間一般でも、多くても、これにハックルベリーフィンの冒険とアンネの日記が加わるくらいじゃないかしら。僕の周りで赤と黒なんて読んだことのある人は、会ったこともない。異邦人あたりもそうだ。しかも、伊藤さんは前書きで
「おそらく、こうした小説を読むことができる機会は、十八歳になるまでの間に限定されているのだと、わたしは気がつきました。もし、十八歳までにこれらの小説を読まなければ、その機会はほぼ永遠に失われてしまうのだと。」
なんて、述べている。
つまり、これはもう、読む機会をほぼ永遠に失ってしまった読者のためのブックガイドなのだ。
なんと、無茶苦茶なテーマ設定だ! 
だからこそ、この本の読後に思った、あれ、するすると読めちゃったよって感想は、実はすごいところに到達しているのだ。僕みたいな、一つの文章の中に最大限の情報を詰め込もうとするタイプの人間には、絶対にこういう文章は書けない。もう、断言できる。僕がこの本であげられている10冊の書評を新書で出そうとしたら、最低でも倍はページが必要になってしまう。
ってことで、僕は是非とも伊藤さんにこの本の続きを書いてもらいたい。しかも、テーマは日本文学で。漱石や鴎外、さらには太宰に三島、絶対に面白いと思うんだよなあ。


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