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MARIO! MARIO! MARIO!
前回のヤンさんの記事、すぐにアップしたせいか、けっこう多くの方に読んでいただけているようです。さすが、ヤンさんですね。

ところで、こないだTDLに行ったのですよ。そんで、ふと思ったんですけど、日本のコンテンツ産業でディズニーに対抗できるのって任天堂だけじゃないかなあ。時代が一昔前に、任天堂に対する世界的評価が今のようなものであったなら、任天堂のキャラクターが総登場するテーマパークとか作ってもよかったのかもしれませんねえ。
でも、全部それはゲームという仮想現実の中で実現してるから、それを超えるほど魅力的にはなりにくいのかもしれませんね。
なんてことを思いながら、NYタイムズの任天堂の記事の訳を読みました。

たまたまなんだけど、スーパーマリオのBGMを使ったトラックを立て続けに2枚ほど購入してしまったので、その辺りをネタに書いてみようかなと。
スーパーマリオのBGMって、世界で一番有名なアノニマスミュージックじゃないかと思うんですよ。いや、アノニマスミュージックって今考えた造語なんだけど。と思ったら、定義は違うものの検索したら意外と出てくるのね。まあ、僕の漠然とした定義は、作ってる人が誰というのは、世間一般では、それほど気にされて無い音楽ってところ。アノニマスデザインのもじりです。ゲームのBGMやCMソング、テレビやラジオのジングル、レコードコレクターにおなじみなモノだとライブラリー音源とかのイメージ。もちろん、それぞれの界隈では有名な人が手がけてたりするんですけどね。
ちなみにマリオの作曲者は近藤浩治さんという人。
ねっ、知らないでしょ。
ヒップホップは短いループで音をつくるためか、ラップを乗せればいいだけだからか、意外とこういうのをあっさりと作れてしまったりするようで、けっこう本格的に作られてます。
有名なのはcocoa brovaz / super brookrynですね。
ダンジョンのBGMは、ちょっと不穏な感じが本当にギャングスタラップとの相性が良いですね。ちと重過ぎておもしろくないけどね。cocoa brovazはマリオブラザーズをもじった変名かと思ってたら、元々そういう名前なんですね。

でもって、実は全然しらなかったのですが、どうやら、cocoa brovazよりもはるかに前に、ミドルスクール期にすでにネタ使いされてたようで、それが、このdouble agent rock / go go mario。こっちはジャンプの音とかを使いながら、地上のBGMを、途中、ラッパーがなぞっちゃったりするあたりがステキですね。数年前に再発されたらしいのですが、オリジナルは激レアだとか。

大ネタをカバーしまくる日本の謎ヒップホップユニットvolta mastersもネタ使いしてますvolta masters / video game epに、FFやドラクエネタと一緒に収録されてます。
他にも実はレゲエのshineheadも使ってるのですね。調べてて初めて知りました。shinehead / the real rock収録のworld of the video gameです。そうそう、トンガリキッズ / b-dashも忘れてた。マリオネタで最大のヒットはこれでしょうね。実はあんまり好きじゃないんです。企画臭が強すぎて。

ヒップホップは他にもありそうだけど、このくらいにして、続いてはテクノハウス周り。
個人的にものすごい衝撃を受けたのは、太鼓ダブとマリオの完全マッシュアップトライバルハウスj / jrh-001です。
おそらくは太鼓ダブのdj juriの変名かと思うのですが、とりわけ、これの無敵モードの音は最高すぎ。完璧なトライバルトラックです。とにかく1曲まるごと使いどころだらけで、トライバルのリズムトラックとファミコン音がここまで相性よいとは思いませんでした。

次に紹介するのは、最近購入した3d!t / robot strategyを。
これの#B3のmashrom drainpipeが、むやみに無駄にかっこいいマリオBGMネタエレクトロ。元音源をざらっとした質感にエディット。地下にもぐってからリズムが爆裂する。すげー使い道に困る(笑)どうかけても浮く。むしろネタっぽく(いや、ネタモノなんだが)最初にかけるのがよいのかも。

最後にこれも最近購入したbutch / mashroom manを。まあ、タイトルの通りなのですが、これがちょっと面白いのは効果音だけでトラックを組み立てている点。おかげで、えらく真剣なのに妙に面白いミニマルテクノになってます。チップミニマルとでも言えばいいのか。これは、びびんばさんに教えていただきました。ありがとうございます。

ということで、やっぱりマリオのあのメロディは、聞くだけでうきうきとして来るのが、クラブのフロアにもよいのかもと改めておもうものでした。

ついでにおまけ。
フランス産ディスコリエディットプロジェクトles edit du golem / #4、これの#Bは細野御大のゼビウスのリエディット。元々かっこいいので、さらにすごいことになってます。

スウェーデンのディスコダブユニットjohan agebjorn / spacer woman from marsにはボーナストラックとして、megaman 2 つまりロックマン2のカバーが収録されてます。これは個人的にはあまりぴんと来ないなあ。ロックマンって向こうではそんなに人気あるのかしら。

まあ、ようは、みんなゲーム大好きってことで。
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| クラブミュージック漫筆 | 01:12 | comments(8) | trackbacks(0) | pookmark |
FATBOY SLIM / THE GREATEST HITS, A LONG WAY BETWEEN PALOOKAVILLE AND THE CHEMISTRY
fatboy slim大先生が「もう、この名前はやめるよーん」なんて言ってるってニュースが届いたのですが、翌日には「いやいや、そんなことないよ、これからもfatboy slim続けるよ」って話になったみたいです。
mizutaさん水本さんもおっしゃってますが、norman cook大先生は実際のところ、かつては大量の別名義で煙に巻くことで有名な人でしたので、そんなに違和感のあるニュースじゃないのですが、でも、けっこうな衝撃をあたえてたってのは、やっぱり大先生のfatboy slimという名義がそれだけ成功したってことなんでしょうね。
で、よくよく考えるとfatboy slimって、彼の名義で唯一、ジャンルに幅のある音を手がけている名義なんですよね。mighty dub katzにせよ、pizzamanにせよ、beats internationalにせよ、freak powerにせよ、実はジャンルとしてはある程度の統一感があるのですが、fatboy slimはその時期によって、音をある程度進化させてるのですね。
でも、その辺って、意外とあまり意識されてないっぽくて、昨年のベスト盤もどうにも「悪くないけど、あまり聞く気にならない」って出来だったりしました。
ということで、僕の考えるfatboy slim greatest hitsってのをチョイスしてみました。
曲数は押さえに押さえて20曲。本編18曲+ボーナス2曲です。調子に乗って選ぶと平気で30曲くらいになりそうなので、コレくらいに押さえておきました。
選曲のテーマはヒット曲を押さえつつの一貫性。そして、fatboy slim名義のみでの選曲といったところです。なので、大好きなbrimful of ashaは入れてません(あれはnorman cook remixなので)
後、昨今のダンス系ベストではmint royalでもbasement jaxxでもボーナス曲として人気のあったマッシュアップをオフィシャルリリースに収録してたりするので、それをやってみました。
理想はCDはradio editで1枚にまとめて、その代わりアナログで全曲フルトラック5枚組とかでリリースされたら嬉しい感じ。
タイトルは the greatest hits, a long way between palookaville and the chemistryってな感じでいかがかな?

1.talking bout my baby
出だしは立ち位置が微妙な3rdの1曲目。シングルカットはされてないものの、midfield generalのリミックスがbig beach boutiqueにも収録されててちょっと有名。これピアノがすごく気持ちよくて大好き。
2.gangstar trippin'
fatboy slimは横ノリの音楽だということを思いっきり理解させてくれるトラック。ちょっといなしたカリプソ風味のヒップホップビートがえらくステキ。スクラッチ風のボイスサンプリングが肝。
3.beastie boys / body movin' (fatboy slim remix)
で、この2曲は1セットなんだってばということを伝えたくて、組み合わせてみた。fatboy slimのリミックス仕事ではトップクラスにかっこいい。イントロのボイスループがエコーがかかって、ブレイクして、もうガッツポーズですわ。
4.michael jackson
ギターがスライドしまくるトラックだけど、元ネタは別にマイコーではない。fatboy slimのトラックの弾力の強さはかっこよすぎ。
5.freddy fresh feat. fatboy slim /badder badder schwing
freddy freshとfatboy slimの競作トラック。あまりの楽しさに涙が出そうになるビッグビートクラシック。あの頃の最強タッグですわな。ホーンはfatboy slimっぽくて、リズムはfreddy freshっぽい。
6.punk to funk
ビッグビートのリズム感をばっちり楽しめる爽快チューン。ちょっとシリアスかなと思わせたところで、元ネタのyoung sceneのメロが入るのが言い感じ。
7.build it up tear it down
this is big beatといえるど真ん中直球トラック。アルバムではトップ級にカッコいいのになぜか、あまりメジャーじゃない。right here right nowより、こっちをシングルカットしてたら、fatboy slimの印象はまた違っていたかも。
8.wild child / renegade master (fatboy slim old skool remix)
そして、これを聞いて嫌いという人は誰もいない直球ビッグビート。fatboy slimと聞いてこの曲を思い出す人も多いでしょう。なんで、これを収録しないのかといつも思ってしまう。
9.slash dot dash
あらゆる人に(もちろん、僕にも)fatboy slim大先生、完全復活を印象付けた傑作トラック。rockafeller skank 2004?とでも言うべきか、そう、このトラックの疾走するギターとボイスサンプリングは圧倒的すぎてあっけに取られてしまう。
10.the rockafeller skank
そんなわけで、slashから破壊力をもったまま受け継げるのはこの曲だけ。あらゆるDJにとっては、かけたくても前後の文脈破壊力抜群ゆえに、持ってても使う機会がほとんどないというDJ泣かせのベストトラック。
11.because we can
日本人が大好きなこのM1出囃子曲ももちろん収録。norman大先生らしいステキな手遊びトラック。でも、これは余興くらいに考えた方がいいと思う。
12.sunset (bird of prey)
ここで一瞬反転して、ちょっとだけシリアスでfatboy slimらしくないような、らしいような壮大なプログレッシブトラックを。声ネタがえらく壮大で、最初にシングルカットでこれを提示されたとき、どうかと思ったけど、今聞くとすごくあり。
13.mi bebe masoquista
なにげにpalookavilleではすごく好き。x-press 2とjupiter aceのリミックスもでてたけど、実はオリジナルも相当かっこいい。スライドギターとスクラッチとTB303の恐るべき融合。
14.star 69
こっちを先にシングルカットしてたらまた印象は違ってたんだろうなと思う。リミックスをdj godfatherにさせたことでもわかる相当フロアを意識したトラック。そういや、何でこれ本当のベスト盤に入んなかったの?
15.everybody loves a carnival
ここで最後にもう一盛り上がり。ってことで、なんとなくエレクトロ感を引き継げそうなこれを。ホイッスルとTB303の共通項の発見は、本当にアイデアの勝利としか言いようのないアシッドサンバブレイク。
16.praise you
で、最後のクールダウンに向けて、この美しいトラックを。これ、熱くなりすぎたフロアの温度を切り替えるのに最適なトラックなんですよね。ケミブラもよくつかってました。
17.royksopp / eple (fatboy slim remix)
もう1個リミックス入れておきたいなと思って、このfatboy slimらしい軽やかな横のりリミックスを。原曲の印象を損なわずに陽気な印象を新たに加えてる所が彼の偉大な所。
18.the joker
最後をかざるのはpalookavilleのラストトラック。fatboy slimの曲では圧倒的に歌心にあふれてる。リミックスもいっぱいあるけど、一番かけたくなるのはこのオリジナル。
19.planet of phatbird
ボーナストラック1. brighton beachにも収録されてたbird of preyとleftfieldのphat planetのマッシュアップ。実はsouthern friedからプロモも切られてたけど結局リリースかなわず。なので、ここで収録してあげましょうよってことで。
20.satisfaction skank
ボーナストラック2. やっぱり最後に目玉を1個いれたいじゃないか。ってことで、恐らくファンが最もほしいのはこれでしょう。なんとかライセンスをクリアして正規リリースしてやってほしいもんです。

ということで、こんなベスト盤が出たら、絶対に買います。


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| クラブミュージック漫筆 | 01:16 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
僕の考えるBIG BEAT CLASSICS (第4回 非ビッグビート編その2.)
第1回 有名どころ編
第2回 マイナー編
第3回 非ビッグビート編その1.
第4回 非ビッグビート編その2. ← 今ここ

今回の特集を書くために、本棚から昔のgroove誌を引っ張り出して読んでたら、mizutaさんが記事を書いてた! しかも、イベント「喜怒哀楽」(ゲストはDJインドラ!)の紹介もされてた!! さらには顔写真が出てた!!! ある意味、今回の記事を書いての最大の発見でした(笑)
今回は前回の続きでヒップホップからスタート。

11.jungle brothers / because i got it like that (ultimatum remix)
これはfatboy slimのon the floor at the boutiqueにも収録されてたヤツ。試聴を聞いてもらえば分かりますが、もともとのリミックスはピッチがけっこうゆるいのだけど、それを45RPM-8にして、ビッグビートにしたのは一種のビッグビートにおける発明といえる。この曲はfreestylersのリミックスもあるのだが、こっちの方がかかってました。

12.dimples d / sucker dj (genie mix)
ヒップホップではどちらかといったら、旧譜の方がかかってた印象がある。特にこれはパーティラップの最高峰。ネタは可愛い魔女ジニーのテーマ(調べたらhugo montenegroなんだね)。これをネタに使ったjungle brothersのv.i.pも同時期に大ヒットしたが、むしろこっちの方がビッグビートのパーティではかかってたかもしれん。ジニーネタはビッグビートでも定番で、いくつかでてましたね。doopeesネタでもありますな。

13.eric b & rakim / i know you got soul (the double trouble remix)
そんでもって、じゃあ、fatboy slim大先生の昔の仕事からも1つ。eric b & rakimといえば、paid in fullのcold cut remix(PVもすごい)が一番有名ですが、これもクラシック。大先生は昔からやってることが変わらないことを痛感させる超大ネタ使い。i want you backをここまで丸々使うのはいまだと危険すぎるといわれるのだろうか。これはピッチをちょっと早くするだけで十分にビッグビート。ちとリズムが薄いけど。

14.grand master flash presents salsoul jam 2000 (silvetti)/ spring rain
ビッグビートのイベントでかかってたソウル系の音といえば、salsoulモノが人気だった記憶があるんだけど、普通にかけるのも面白くなかったのか、こんなギミックのあるヤツも人気がありました。grand master flashがsalsoul音源をミックスしたCDのアナログ盤。grand master flashなので、当たり前のように擦りまくり。原曲よりも腰が効いててかっこよくて大好き。

15.the boo radleys / free huey
意外と当時のロックでビッグビートの影響をモロに受けたのってみあたらなくて、そんな中では、boo radleysはもろビッグビートになってたので、DJの方々もけっこうかけてました。確か、enviromental scienceがリミックスしてた。懐かしい名前だなあ。ドラムのかっこよさも最高だけど、ギターのリフがまるでビッグビート。上モノでビッグビートに思わせるってのはなかなかやるな。

16.brian setzer orchestra / gettin' in the mood
これも大ネタというくくりで言えば、ビッグビート以外のなにものでもない。brian setzerがネオロカをビッグバンドスタイルでやったのがブレイクしたのも、ちょうどビッグビートの時期だった。僕は知り合いのビッグビートDJが、ビッグビートど真ん中に放りこんでたのを聞いて、軽く衝撃を受けた。このbpmはビッグビートのbpm。いわゆるスタンダードな曲をこれだけヒップにできるなんて。実はオフィシャルのアナログは超レアなので、僕はブートで持ってます。

17.mohawks / beat me till i'm blue
mohawksはchampとmary maryで終わらせるにはもったいない。アルバムに収録されてる曲では、このbeat me till i'm blueはピッチを早まわしにするとものすごくビッグビートになっていた。かければかけるほど、テンションの上がるトラック。beastieのaliveのboot mixでも使われてました。ついでにyoutubeでみつけたじいさん化したalan hawkshowによるライブバージョンのchampも。

18.michel fugain et le big bazar / la fete
昔の音源でビッグビート周りで使われたやつといえば、これも忘れられない。歯切れの良いブレイクがまさにビッグビート的。当時、フリーソウル系のDJで、これを持ってないのはモグリ以外の何者でもなかった。今、リエディットしたら結構うけるような気がする。michel fugainといえば、1stのattention mesdames et messieurs(なんじゃこりゃなビデオだな)もすばらしく、そっちはscanty sandwichがネタに使ってた。

19.the har-you percussion group / welcome to the party
ラテンファンクも元ネタ的にかかることは多かったですね。特にこの原盤がメガレアなアマチュアパーカッショングループのトラックは、そのグルーブ感とキャッチーなメロディがかけるだけでガッツポーズをしたくなる名曲。ベースラインとハンドクラップとメロディラインとで最高によだれが出そうにカッコいい。ちょうどビッグビートブームの頃に再発されたのもタイミングがよかった。

20. armando trovaioli / sesso matto
サバービア系統の音楽のDJとビッグビートのDJは特に東京ではかぶってる場合が多かったのだけど、そういういわゆるサバービア〜フリーソウルから来た人の場合、こういうのを混ぜ込んでいくのがうまかった。イタリアンサントラの名曲トップ5に必ず入るモンドムービィの名曲。誰でも知ってるけどgroove tubeの元ネタ。イタリアの名リイシューレーベルright tempoからリミックス集も出てたのですが、ここはあえて今につながるところで、idjut boysがリエディットしているwest end盤を。ブレイクビーツと女性コーラスが最強にカッコいい。


結局、ビッグビートのジャンルとしての深さ、厚みってこういうことだったんだよなあと今になって思うわけで、最終的にこの辺の厚みがなくなったときにシーンはなくなっていったように思います。
例えば、一晩の中でbob sinclarとhellとarmand trovaioliとサイケアウツとfatboy slimとmint royaleとjurassic 5が、ちゃんと文脈をもってかかるイベントなんてあったら、なんて楽しいパーティなんだろうと思いません?

ということで、4回にわたるビッグビートレトロスペクティブもとりあえず、おしまい。

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| クラブミュージック漫筆 | 01:19 | comments(10) | trackbacks(0) | pookmark |
僕の考えるBIG BEAT CLASSICS (第3回 非ビッグビート編その1.)
第1回 有名どころ編
第2回 マイナー編
第3回 非ビッグビート編その1. ←今ここ

ちと書いてたらテンションが上がってきたので、さっさとアップしちゃいます(笑)
今回は僕が聞いてきたビッグビートのシーンでなっていた非ビッグビートのトラック。つまりはビッグビートの周辺音楽ってことかな。実はこっちの方が、ビッグビートを知る上で大事な音楽なのかもしれない。今回はちょっと紹介盤が多くなっちゃったので、前半と後半で二回に分けます。

1.basement jaxx / miracles keep on playin' (red alert remix)
ハウスで割とビッグビート的にありだった印象なのはbasement jaxxの周辺だった。ラテンハウスの中でもパーカッションのはまり方がビッグビート的だった。特にこの曲はリリース当時かなりかかってた印象。それもこれもi believe in miraclesの大ネタ使いに限るってことか。ところで、検索してて見つけたdo your thing(basement jaxxで一番好きな曲)のPVが地味にすごい。やってることはたいしたこと無いんだけど、すごくよくできている。

2.bob sinclar feat. thomas bangalter / gym tonic
ビッグビートとの相性で言えば、フレンチタッチムーブメントも忘れてはいけない。本来なら大先生も年間ベストに挙げていたmusic sounds better with youをあげたいところだが、なんかビッグビートシーンでの印象がうすいので、こっちを紹介。なぜかプロモーションしかリリースされなかったのに大ヒットしたジェーン・フォンダのエクササイズをネタに使った最高のフレンチハウス。これをぱくったspacedustのgym & tonicというのも大ヒット。ビッグビートブームの後、人によってはフレンチタッチの方に行った人も多いですね。

3. dj hell / copa
international deejay gigoloのhellの超ヒットトラックのこれは、ビッグビートとの相性もばっちりだった。説明なんかいらないと思うけど元ネタはもちろんコパカバーナ。ビートの太さとグリグリと盛り上がっていくストリングスのフレーズが、ダンスフロアの快楽中枢を押し上げる最強トラック。ビッグビートのイベントの場合、こういうトラックで盛り上げてから、ビッグビートを導入するのが割りと多かったような記憶がある。

4.doop / doop (sidney berlin ragtime band)
ある意味ハッピーハーコーはビッグビートに一番近くて遠い音楽だったと思う。doopは当時大ヒットしまくった色物ポップダンスなわけだが、ビッグビートDJには好んでかける人も多かった。この曲はサンプリングのうまさとうるさすぎないビートのバランスがビッグビートとあわせてもばっちり。クラブでかけると失笑と大歓声の両方が得られる便利なトラック。イントロのマーチングドラムが最高。

5.サイケアウツ / new rally x '96
関西ハードコアのボス、サイケアウツ。ビッグビートの定義に大ネタっていうのを加えるのであれば、サイケアウツのこれはビッグビート以外の何者でもない。ジャングルの騒々しいリズムにラリーXのBGMがそのまま乗っかるという暴力的なトラック。ジャングル(ドラムンじゃないよね、これは)のリズムトラックはちと早いものの、かけ声も含めてこれはビッグビート。関東ではビッグビートDJも積極的にかけてました。これの試聴がみつからなかったのは痛すぎる。

6.the riddler / rock'n'roll
ビッグビート的にかけられたドラムンと言えば、ジャンプアップ系が割りとそんな感じで、特にjoker recordsなんかはビッグビートのDJでかける人も多かった。jokerのクルーは昔、来日してサイケアウツとイベントやってた記憶があるなあ。jokerといえば大ネタってことで、これはrock around the clockネタ。ふと聞いて思ったのだが、ジャンプアップとフィジェットハウスって曲の構造がすごく似てる。ついでにこういう構造の音楽としてrampageのthe monkees(モンキーズのテーマのドラムンカバー)も紹介しときます。これも大人気でした。

7.pizzicato five / lesson 3003 (pt.1)
これはcaptain funkのミックスCDに収録されてたから、ビッグビートと言ってもそれほどまちがってないんだけど、やっぱり普通のビッグビートとはちょっと違う気がするので、こっちに入れときます。pizzicato fiveがベスト盤JPNのためにつくったpizzicato fiveのトラックで作ったマスターミックス。初めて聞いた時、あまりの衝撃にあごが外れるくらい大笑いした。これはぜひともリンクにあるgroovisionsが作ったPVを見て欲しい。技術ではなくアイデアで作られた奇跡の6分間。

8.hiroshi + k.u.d.o. feat. dj milo / return of the original art-form
マスターミックスといって忘れてはならないのは、このmajor forceがやった日本のヒップホップの金字塔。リリースが1988年とは誰も思わなさそうな目くるめくブレイクビーツ。今聞いても100%フレッシュ。 日本のオールドスクールは世界のニュースクールとか言われてるが、日本のオールドスクーラーが藤原ヒロシだったのは、日本の音楽史にとって本当によかったと思ってる。ちなみにfatboy slim大先生もビッグビート全盛時代は、この曲けっこうかけてました。

9.zeb roc ski feat. stieber twins / b-boy revenge
こういういわゆるバトルブレイクスものも、割とビッグビートの範疇でしたね。っつうか、これはビッグビート以外のなにものでもないなあ。実際、ビッグビートのコンピにも収録されてたし、captain funkのstyleには、lesson 3003につなげる形で使われてました。このzeb roc skiはドイツのグラフィティアーティストで、レーベルのmzeeもドイツのレーベル。何気にこの曲、apacheネタですね。

10.jurassic 5 / swing set
まあ、リアルタイムで一番ビッグビートとしてかかっていたヒップホップはこれだと思う。今聞いてもかっこよすぎ。cut chemistこすりまくりのファンキートラック。ジャズブレイクというジャンルにおける最高のハードルはこれでしょうね。リンクは勝手PVらしいけど、完璧に音の世界観を表現している。


今回はこんな感じで、明日の続きは、もっと分かりにくくなります(笑)

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| クラブミュージック漫筆 | 01:23 | comments(6) | trackbacks(0) | pookmark |
僕の考えるBIG BEAT CLASSICS (第2回 マイナー編)
僕の考えるBIG BEAT CLASSICS (第1回 有名どころ編)はこちら

今回はいわゆるビッグビートなんだけどややマイナーなトラック。
この辺は割と好き嫌いが分かれると思います。特にビッグビートに求めるモノによっては、嫌いな人も多そうです。個人的には前回の10曲よりも好きな曲も多いです。

1.freddy fresh / drum lesson
やべぇ、前回、大事なのを入れ忘れてた! ビッグビートの人気者といったら、この人も忘れちゃいけない。ヒップホップの専門家としても有名なfreddy freshの超名曲。レーベルはなぜかeye Qなので、間違って買ったテクノヘッズもいるかもしれない。ビッグビートにバカを持ち込んだのは彼といっても過言ではない。これは元ネタは超有名なtrashmenのsurfin' birdですな。

2.resident filters / get on it
ビッグビートのボーカルものって、どうしてもリズムの裏打ち感からか、レゲエ由来のものが多くなりがちなところを、これはディスコソウルマナーのファンキーなボーカルで作った名曲。歌モノのトラックでは圧倒的にかっこいい。今のディスコハウスと一緒にかけても充分に使える。resident filtersはこれとbig trainの2曲だけで消えたユニット。っつうか、レーベルのlacerbaもいまや消えてしまったレーベルですね。ビッグビート系のコンピを色々作ってる良いレーベルだったのですが。リンクはkrafty kutsのリミックスですが、原曲の方がよいです。でも、みつからなかった。

3.rocketeer / zappiness
地味にかっこいいイタリア産ビッグビート。だとおもってたら、調べてみたら、レーベルはイタリアだが、アーティストはデンマークの人だった。正直ジャケットだけで判断するとナシな感バリバリだが、ちょっと軽いホーンセクションと女性ボーカルのループがハッピーな佳曲。style #08に何気に使われてるが、知らない人も多いかも。イタリアはブームになったジャンルで変なのを作るセンスに優れている。ジャケットのセンスも最悪。そこそこレアなはずなのになぜか僕は2枚持ってる。これまた試聴がみつからなかった。

4.a very good friend of mine feat. joy / just round (soul hooligan remix)
なぜかレーベルはハウスの名門positiva。他のトラックは全部無難なディスコハウスなのに1曲だけ、soul hooliganによって疾走しまくりのビッグビートトラックに。このホーンの元ネタはstevie wonderのuptight。イントロのじわっと盛り上がっていくのがたまらなくかっこいい。一部分だけ切り取った女性ボーカルもかなりナイス。soul hooligan仕事では最高傑作。

5.loop da loop feat. m.c. duke / miracle maker
spin outに収録されたせいで、ビッグビートの好きな人で知らない人がいなくなったといっても過言ではない幻の名盤。というのも結局、正規リリースされず、日本にはほぼ全く入ってこなかったから。loop da loop = space cowboyのキャリア初期の傑作。イントロのビデオゲームのコインインサート音をクイックカットでかけたとたんにフロアの空気ががらっとかわる。でも、この曲をかけて盛り上げることができるのはmansfieldだけなのもまた事実。トラックとしての出来は前作のhazelの方が高いのかもしれないが、乱暴なくらいの盛り上がり方で、こっちの方が好き。

6.beat-boy / roof is on fire
なぜ、sound conciergeにfpmはwestbamのroof is on fireを収録したのか? この曲があるからだと僕は思ってる。元々まあ、このroof is on fireというフレーズそのものはオールドスクールのヒップホップネタらしいのだが、このフレーズをvenusのフレーズサンプリングにのっけて、ラガラップ仕立てのビッグビートにしたあたり、やりすぎもいいところだったりする。ビッグビートは足し算の音楽だとしたら、これは完璧なビッグビート。

7.escalator team / quiz time shock (hello! escapees remix)
日本産ビッグビートを語る上で、escalator周辺は外せないんだけど、1曲だとfpmのvon boyageのリミックスとどっちを選ぶか悩むところで、スピードとバカさ加減とフロアでの盛り上がりでこっちが勝ち。最初の声で失笑を買いながら、元もとのあのカウント音を完全にリズムトラックに活かしきった日本人にしか作れないスーパーリミックス。

8.montparnasse / dolly catcher
前述のmansfieldこと池田正典が、最初に大きく注目されたのはいまだにテレビで頻繁にBGMで使われるルパン3世のリミックスなのだが、オリジナルトラックでは、escalator recordsのサブレーベル sound for escapeから出したmontparnasse名義が最初。どうやらビーマニに収録されたらしく、ゲーマーの間ではそこそこ知られてるらしい。トラックの情報量の過剰さはまさにthis is big beat以外の何者でもない。ちなみにこの12インチのジャケットデザインはムッシュ梶野彰一だったりする。

9.fatboy slim / satisfaction skank
ここからブート盤を少し。世界で一番有名なブートリミックスはこれでしょうね。fatboy slim大先生が自ら手がけたという噂もあるsatisfactionとrockafeller skankの(今風に言えば)マッシュアップ。satisfactionはライブバージョンっぽい。イントロにget up & go insaneのファンファーレが鳴るので、いやがおうにも盛り上がる。でも、昔、実際に大先生がかけるのを聞いたら、ちょっとバージョンが違った気がするんだよなあ。これももちろんビッグビートDJはかけまくってました。

10.mint royale / from wham with love
これも有名ネタ。wham!のwham! rapとmint royaleのrock'n'roll barをマッシュアップさせた超パーティトラック。なぜかタイトルはfrom rushrom with loveから持ってきてるけど。バカすぎてかっこいい。これも実はnorman cook大先生が手がけたという噂がある。極めて少量のプロモしか出回ってなかったのだが、近年になって、mint royaleがwham barというタイトルで正式にベスト盤に収録した。 あのピアノのフレーズにwhamのバカでオールドスクーリーなラップがのると、強引に盛り上げられてしまう。


ということで、今回はマイナートラックで10曲でした。
2回で終わらせるつもりだったけど、もう1回やります。実は次がこの特集で本当にやりたかったことだったりします。

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| クラブミュージック漫筆 | 00:42 | comments(7) | trackbacks(0) | pookmark |
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